今回の記事は『ドル円相場(USD/JPY)114円台で弾き返されて111円台まで急落』です。
米ドル円(USD/JPY) 2018年10月下旬までの流れ
米中貿易戦争によるリスク回避姿勢がくすぶる中で、米金利先高観からNYダウや日経平均株価が大暴落する流れで、ドル円相場も、それなりに下落しました。
年初来高値を更新して一時的に114円台に突入したドル円相場は、直後に急落し、辛うじて日足の75MA(111円台)がクッションになりましたが、現時点でも112円台に留まっています。
「イタリアの財政懸念」「英国のBrexit問題)」「米中貿易戦争」、そしてここにきて「サウジアラビアの地政学的リスク」まで浮上し、リスク回避姿勢は留まるところを知りません。
サウジアラビアに関しては、「原油高騰→インフレ懸念増大→米金利急上昇→株価急落(リスク回避)→円買い」を誘いやすいネタになるかもしれません。
米ドル円(USD/JPY) 日足・週足チャート


週足の判断は、前回(10/1)と同じです。
日足は、114円台からの急落で、前回(10/1)と違って上昇トレンドの勢いが衰えています。
ドル円は9月下旬に年初来高値を突破して10月3日に大陽線で114円台半ばをつけた直後、6連続陰線も交えて急落しました。
上昇トレンドの調整(押し目)というには、下落の勢いが強すぎる感が否めません。
10月15日に日足75MA(111円台)で下落が一旦止められた後は、翌10月16日の日足で前日高値を切り上げる陽線を出しましたが、その後は勢いよく上へ走りだすわけでもなくフワフワしています。
フワフワしているというより、下落の勢いが強すぎて、相場が一時的に気絶しているのかもしれませんね(笑)。
米中間選挙(11月6日)を目前に控えてますし、ハッキリしない相場が続くのかもしれません。
上記は、あくまでも私見です。
何か損害を被っても、当方は一切責任を負いません。