今回の記事は『ビットコインまた大幅下落2018 今後の見通しもイマイチ』です。去年までと違って、2018年は仮想通貨全般で厳しい状況が続いている様子です。
ビットコインがまた大幅下落
ビットコインが大幅下落して最高値の5分の1以下の水準に到達しました。
別の言い方をすると「下落率が約80%」ということにもなります。
ビットコイン(BTC)の価格が急落している。昨年12月の1BTC=230万円台をピークに下落。今年に入り120万~70万円台で乱高下した相場は、11月下旬にピーク時の5分の1以下となる40万円台に突入した。
採算が合わなくなって、仮想通貨のマイニングから撤退する動きも相次いでいます。
今回の暴落で最も手痛い被害を受けたのは中小のマイニング企業。新疆ウイグル自治区、内モンゴル自治区のマイニング企業は大損害をだし、プラントのたたき売りを開始した。1年前に2万元で購入されたプラントが現在、最高値でも1千元で売却されているか、単に屑鉄として廃棄されている。
そして、ビットコインは今年に入ってからは決済利用も減少。
ブロックチェーンそのものの、決済手段としてのスペックも問題として浮上しています。
仮想通貨ビットコインの価格は一時に比べて落ち着き、決済通貨としての基本的特徴である「安定性」を満たし始めた。ところが決済における利用は今年劇的に減っており、投機的資産からまともな代替通貨への脱皮に苦労しているようだ。
(中略)
UBS(ロンドン)のストラテジスト、ジョニ・テベス氏は「新たな通貨になるには安定性の要件を満たす必要がある」とした上で、「しかしビットコインが主流通貨になるのに必要なのは拡張性、つまり通常の通貨並みの価値、量を処理できる能力だ」と語る。拡張性とは、1秒当たりに大量の取引を処理できる能力。ビットコインが依拠するブロックチェーン技術は、1秒当たりの処理能力が主要クレジットカード会社に比べてほんのわずかにとどまる。これでは利用拡大は見込めない。
ちょうどいいキッカケかもしれないので、ビットコインの今後の見通しについて考えてみました。
もしかしたら、今が大底(=買い時)かもしれないですよね(笑)。
長期目線でも楽観視は難しくないか?
ビットコインの長期チャート
ビットコインの長期チャートから見ていきましょう。
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引用元: ビットコイン/米ドル BTCUSD
長期チャートでみても上昇トレンドが発生しているわけではありません。
上昇トレンドが発生しているなら、安値を切り上げながら上昇が継続しなくてはなりません。
急騰した直後に急落しただけ。
これがビットコインの現状です。
2018年の段階で投資対象とするには厳しいですね。
S&P500の長期チャート
長期目線で上昇トレンドが見出せる例をみてみましょう。
S&P500のETFです。
S&P500は、投資の神様 ウォーレン・バフェットも太鼓判を押しています。
安値を切り上げながら、綺麗な上昇トレンドを描いています。
投資するなら、こういう対象が好ましいですね。
アップルの長期チャート
iPhoneでおなじみのアップルをみてみましょう。
アップルも、投資の神様 ウォーレン・バフェットが太鼓判を押しています。
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引用元: アップル NASDAQ:AAPL
こちらも安値を切り上げながら、綺麗な上昇トレンドを描いています。
投資判断は慎重に
長期目線で投資するにしても、金融市場にはビットコインよりも良い投資対象は沢山あります。
そして税金面でもそれらの良い投資対象は、ビットコインの税金よりもはるかに有利です。
短期でトレードするにしても、FXでレバレッジを掛けまくれば十分な利益は得られます。
しかも従来型の金融市場で取引するなら、口座のお金が盗まれる心配も各段に低いので安心して運用することが可能です。
少なくとも私自身は、まだ当分の間、ビットコインを投資対象としてみることはないです。