今回の記事は「米中首脳会談と同じ日に、HuaweiのCFOがカナダで逮捕!」です。
今回の逮捕で、各国の株式市場は急落。
市場関係者からは「Huaweiショック」という言葉も出ていますね。
対イラン貿易制裁に違反した疑い
Huawei創業者の娘であるHuaweiのCFOが、米国の対イラン貿易制裁に違反した疑いで、カナダで逮捕されました。
カナダ司法省は5日、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ、Huawei)の孟晩舟(Meng Wanzhou)最高財務責任者(CFO)をバンクーバーで逮捕したと発表した。米政府が身柄の引き渡しを求めているが、中国政府は逮捕は不当だと猛反発し、即時釈放を要求。
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今回の件で、米中の新たな火種(特に貿易戦争)になるのでは?という懸念が広がっています。
中国政府の出方に注目
先日(アルゼンチン・12/1)の米中首脳会談で貿易戦争は一時停戦。
その間に協議する懸案事項は下記のとおりでしたね。
2019年1月1日以降に発動予定だった追加関税措置を、一旦凍結。
追加関税を凍結している間に、アメリカはそれ以外の懸案事項の協議をねじ込む動きに出ています。
それ以外の懸案事項は下記のとおり。
中国による
●技術移転の強要
●知的財産権の侵害
●サイバー攻撃
上記は、Huaweiが大きく関与していると先進国から疑われているジャンルですね。
ちなみに今回の逮捕は12月1日ですから、先日の米中首脳会談と同じ日に逮捕されたわけであります。
カナダ司法省によると、孟容疑者は今月1日に逮捕され
こういう状況で拗れるとすれば、中国政府が米国人を拘束する事態が発生することでしょうか。
目には目を歯には歯を、ってやつです。
もしもそういう事態になれば、各国の株式市場は大荒れになるでしょう。
同時に、GPIFが運用している我々の年金もエラいことになりかねません。
表面上は穏便に済む可能性もありそうだが・・・
まあでも今回は、中国政府が猛反発の声明を出しています。
米国を非難する声明を出しておきながら、米国と同じことはやり返しにくいともいえます。
そう考えると、米国人の身柄を拘束するようなことは無いのかもしれません。
ただ、いかんせん、中国の考えていることはよく分からないので、今後に注目ですね。
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