今回の記事は「2019年のダウ 調整相場なら2万ドル割れも想定」です。
少し悲観的な報道が増えてきましたね。
マーケットの見通しが弱気モードに
2018年12月19日はFOMCも影響したのか、ダウの値動きについて報道各社からは悲観的な論調が目立ちました。
アメリカのニューヨーク株式市場は、中央銀行のFRB(連邦準備制度理事会)の会合を受けて大幅に値を下げ、ダウ平均株価は、今年の年初来安値を更新
引用元:NYダウが年初来安値を更新
2018年12月16日に発表されたBIS(国際決済銀行)の四半期報告では、各国の金融引き締めや景気減速懸念により世界的株安は今後も続くとの見通しが出ています。
国際決済銀行(BIS)は16日公表した四半期報告で、最近の世界的な株安は始まりに過ぎず、今後も続くとの見通しを示した。各国の金融引き締めや景気減速への懸念から、投資家は市場から資金を引き揚げるとみている。
2018年はリーマンショックから10年でもあり、株価の下落に関して神経質な論調も目立つ一年となりました。
その流れを引き継ぐ2019年は、どうなるのでしょうか。
ダウの月足チャートは上昇トレンドの調整入り
ダウの月足チャートで、長期の値動きを俯瞰してみたいとおもいます。
引用元:SBI証券
現在のダウ月足は高値と安値が切り上がった上昇トレンドですが、チャートが崩れて調整入り(上昇に対する休憩・パワーチャージ入り)しています。
株価は通常、上や下へ一直線には進まずに、上下動を繰り返しながらジグザグに動きます。
直近高値は2018年10月の高値、直近安値はチャイナショックのあった2015年8月の安値。
安値をつけてからの上昇は、38カ月継続しました。
月足チャートの観点からは、ダウは調整(休憩)もなく、3年以上も上げっぱなしだったわけであります。
今回は、そういったかなり長期間の上昇が発生した後の調整(上昇に対する休憩・パワーチャージ)ですから、そう短期間で上昇再開というのもヘンな感じがします。
そういうことを踏まえて、私は少なくとも12カ月(一年)くらいは調整が続いてから上昇再開というのをメインのシナリオに想定しようかとおもっています。
2018年12月時点の月足75MAは2万ドルの下にいますから、現時点では2万ドルを割り込んだくらいでビビってはいけない状況かもしれません(笑)。
2019年に一年間株価が停滞しても、2020年は11月に米大統領選挙を控えていますから、トランプ大統領が再選を目論むなら、選挙対策の支持率獲得のために、ありとあらゆる手段で株高を演出するのではないでしょうか。
日経平均の月足チャートも調整入り
基本的に日経平均株価はダウの値動きに影響されやすいです。
こちらもダウと同様、調整入りです。
引用元:SBI証券
2018年12月時点の月足75MAは1万7千円台にいますから、現時点では18,000円を割り込んだくらいでビビってはいけない状況なのでしょうね。
2019年の消費増税率10%が撤回される期待もしています。
株やETFをお値打ち価格で買うチャンス?
株価が上昇している時に飛びつくと、高値掴みになります。
株式を買う理由のもっともバカげているのは、値上がりしてから買うというやつです。
株価が高値を更新し続けている状況と異なり、長期チャートで調整入りなわけですから、じっくりと株やETFの追加投資を検討するのもありかもしれませんね。
私は、今後の株価の推移をみながら、買い増し(積み立ての追加投資)をするかどうか?を検討しようとおもっています。
うまくいけば、儲かります。
ダメなら潔くロスカットして、損失を被るだけです。

上記は、あくまでも私見です。
その私見の前提は「トレンドフォロー」です。
何か損害を被っても、当方は一切責任を負いません。