今回の記事は「システム対応で新元号の発表を前倒し」です。
新元号の発表スケジュールが早くなった
天皇陛下の譲位と皇太子さまの新天皇即位に伴う新元号について、当初4月11日に予定していた発表が早まって、4月1日になりました。
安倍晋三首相は、天皇陛下の譲位と皇太子さまの新天皇即位に伴う新元号について、4月1日に閣議決定し、同日中に公表する方針を固めた。1月4日に伊勢神宮(三重県伊勢市)参拝後の年頭記者会見で正式発表する。首相は当初、4月11日の新元号公表を検討していたが、5月1日の改元に伴うコンピューターソフトのシステム改修が間に合わないため断念した。
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4月11日のままでは、企業決算、年金や失業手当の給付などに大混乱が発生することが懸念されたことで予定が早まったようです。
西暦だけを採用していれば何ら混乱は無かったのでしょうが、元号を用いた和暦は日本のアイデンティティでもあります。
若年層ほど和暦よりも西暦を使用する頻度が高いようでもありますが、今の若い人たちも「平成生まれ」という、「元号」を用いた概念をアイデンティティにしているようです。
天皇陛下の譲位を前に、産経新聞が実施した元号や皇室に関するアンケート。全体では日常生活で主に元号を使う人が多かったが、年代別に見ると若年層で結果が逆転し、西暦を使うと答えた人の割合が上回った。皇室との距離感についても、年代が上がるほど「身近になった」とする人が増え、年代間の意識の違いが浮き彫りになった。
(中略)
ただ、「西暦」をよく使うと答えた若者も、必ずしも元号が必要ないと考えているわけではない。大阪市西区の会社員の女性(38)は「西暦の方が年数を計算しやすい」としつつ、「元号はあってもいい」。京都市右京区の美容師の男性(25)は「西暦を使うことが多いが、生まれた年を話すときは元号を使う」としている。
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まあ年賀状や中元歳暮は無くてもいいかもしれませんが、元号はあった方がありがたいですね。
大変なのはシステムの現場の人たちだとはおもいますが。
みずほ銀行は大丈夫か?
昭和から平成に改元した時代と違い、これだけコンピューターが導入されてしまっている現代でシステムを改元に対応させることは非常に大変なようです。
特に金融系システムが大変とのこと。
金融系システムは国内外、他金融機関などとつながった巨大なシステムとなっています。自社のシステムは問題がなかったとしても、他で一部のシステムが古く、年号でデータが来るものがある。そのデータがやりとりされた結果、自社のシステムに影響が出ていないかどうかはSE・開発側だけでは気付けないものもある。そこへ、新元号発表が改元ギリギリになりそう。新元号がどういった内容で来るかの仕様(書)が、新元号が決まるで仮なわけです。期間が短い分、他社のシステムでどんなミスが起きるかわからないし、指摘する時間も限られます。漠然とではありますがリスクですよね
こうなると気になるのは、日頃からたびたび不具合を起こしている「みずほ銀行」ですね(笑)。
悪い知らせは、早く知らされなければならない。
ビル・ゲイツ
うちもみずほ銀行と付き合いがあるのですが、大丈夫なんでしょうか(笑)。
新システム移行時に通帳や入金帳の取引年月日の表記が和暦から西暦へ変更になりますが、上記のとおり他金融機関ともつながった巨大なシステムになっているわけですから、心配ですね。
とても気になります。
