今回の記事は「【既に景気減速?】米国の新車販売台数も頭打ちに」です。
テクニカルが先行して失速
ここ1か月ほどNYダウが大幅下落しています。
大幅下落の震源とされるアメリカでは、ダウがリーマンショックを凌ぐ勢いで下落しています。
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株価は景気の先行指標といいます。
実際にマスコミが前面に押し出していた論調では、先行して下げているチャートと比べて米国の実体経済まだ堅調(せいぜいAppleの決算が失速した程度)という雰囲気がありました。
でも細かいニュースを拾っていくと、ちょっと微妙な雲行きは既に出ていますね。
新車販売台数や中古住宅販売成約指数にかげり
新車販売台数
新車販売台数は消費関連の指標の中では速報性が高いため、個人消費や景気のバロメーターとしても注目されます。
その新車販売台数が、2014年以降で初めて苦戦という流れが既に目前とのこと。
全米自動車ディーラー協会(NADA)は13日、来年の米新車販売が減少するとの見通しを示した。金利や物価の上昇で消費者が車の購入を先送りする可能性があるという。来年の新車販売の予想は1680万台。2014年以降で初めて1700万台を下回る見通しという。
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中古住宅販売
中古住宅販売も個人消費や景気見通しが反映されることから、景気動向の先行指数として注目されています。
こちらも2か月連続で苦戦です。
11月の米中古住宅販売成約指数は予想外に低下し、これで2カ月連続のマイナスとなった。住宅市場低迷の兆候がまた増えた格好だ。
結び:米国の実体経済は堅調とは言い切れない
上記をまとめると、個人消費を軸足に景気をみようとした場合、米国の実体経済は堅調とは言い切れない状況だと読み取ることが可能になってきたということになります。
今後の動きを注視したいとおもいます。
