正月のフラッシュクラッシュから、緩やかな円安が続いていた米ドル/円相場。
米ドル/円の日足はトレンドレスが続いていましたが、ここ最近は下降トレンドにシフトし、約4カ月ぶりに1ドル=109円台を割り込みました。
ここ最近の動きを、簡単にまとめておきます。
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貿易戦争の拡大懸念からリスクオフの円買い
米国を中心とした世界的な貿易問題に対する不透明感や景気への影響から、リスクオフの流れが発生。
加えてトランプ大統領は、メキシコが米国への不法移民流入を止めるまでメキシコからの輸入品に5%の関税を課すと表明。
そして最高で25%に達する可能性があると発表したことが、リスクオフに拍車をかけました。
東京外国為替市場では円が全面高。トランプ米大統領がメキシコに対する関税賦課を発表し、貿易戦争の拡大懸念からリスク回避の動きが再燃した。レアアースを巡る米中対立激化懸念も加わり、ドル・円は約4カ月ぶりに1ドル=109円台を割り込んだ。
今回の貿易戦争は割と長引きそうですが、どれくらい長引くのか見当もつきませんね。
日足はトレンドレスから下降トレンドにシフト
米ドル/円の日足をみてみましょう。

米ドル/円の日足は、3月下旬からY波動(高値切り上げ・安値切り下げ)に移行して、そのY波動が5月下旬までは続きました。
5月の下旬からは高値と安値をともに切り下げていますから、下降トレンド復活です。
5/31(金)時点では、直近高値から数えた日足の下落本数は8本です。
週明けの展開を注視したいとおもいます。
スイングトレードは無事に利食い完了
日足が下降トレンドにシフトしたことを踏まえて、私は60分足でスイングトレードを仕掛け、売りポジを建てて無事に儲かりました。
下図は、米ドル/円の60分足チャートです。

OCOの逆指値は110.000円に設定していたので、途中ヒヤリとさせられる上昇もありましたが、最終的には目論見通りの展開になって良かったです。
当面は追撃売りのチャンスが無いか?を探すつもり
トレンドフォローを軸足にトレードしている私としては、トレンドが発生している時は動く方向へついて行くのみです。
下降トレンドなら、売りで利益を上げるシナリオが無いか?を考えます。
買いのシナリオが無いか?と考え始めるのは、下降トレンドが崩れてきた時です。
5/31(金)時点では、直近高値から数えた日足の下落本数は8本なので、まだしばらくは安値更新する可能性があります。
どこまで下がるかなんて分かるはずがありませんが、日足の下降トレンドが続く限りは、60分足や4時間足を眺めながら追加の戻り売りを仕掛けるチャンスを探そうとおもいます。
楽観的なニュースがネックになりやすい
トレードする上でネックになりやすいのが、リスクオフの流れが中断する楽観的なニュースが出てきた時ですかね。
楽観的なニュースが出てきた瞬間、逆方向(上)へ大きく動く可能性も含んでいることです。
要するに、難易度が割と高めの相場になります。
よってあまり無理をせず、手に負えないと判断したら様子見に徹することもありえます。
上記は、あくまでも私見です。
その私見の前提は「トレンドフォロー」です。
何か損害を被っても、当方は一切責任を負いません。