・文章をまとめようとしている時には、方向性がブレないためにも、出来るだけ思考が途切れないようにしたい……。
・出来るだけ時間を浪費せずに、短時間でサクサクと文章をまとめたい……。
ネット社会が到来する以前の時代は文章を書く機会なんて非常に限られていましたが、現代はメールやブログやSNSなどが浸透していますから文章ばかりですね。
――そうなると、いかに手際よく自分の考えを文章にまとめるか?は結構重要です。
小説を執筆するなら尚更です。
一太郎には、小説のプロット作りにも対応している、便利な「アウトラインモード」があります。
以前の私はWordでアウトラインを組み立てていましたが、一太郎2019を買ってからは一太郎のアウトラインばかりを使っています。(パワポと連携したいときは別ですが)
Word以外ではEvernoteやGoogleドキュメントのアウトラインを使ったりもしますが、最近は使用頻度が下がっています。(外出先では今まで通り使用しますが)
――巷にはパソコンやスマホで使えるアウトラインプロセッサが数多く出回っていますが、Windowsで小説を書くなら、一太郎のアウトラインモードが最強です。
あまり考えずにガシガシ書いてもいいのですが、文章の構造が分かりやすくなるという点で、アウトラインモードを使った方が全体を俯瞰しやすいかと。
アウトラインモードは、プロット作業に最適です。
そしてアウトラインモードに加えて(エクセルでおなじみの)シート機能を組み合わせれば、プロット作りから本文の執筆までが非常にスムーズになります。
同時にこれは――小説だけでなく、ブログ原稿や論文などを短時間でまとめ上げる時にも威力を発揮します。
というわけで今回は、一太郎2019を例に、アウトラインモードとシート機能の活用法に触れたいとおもいます。
アウトラインに切り替える
まずはアウトラインモードに切り替えます。

新規だと、文書タイトルと署名の入力ダイアログが表示されます。何これウザイ!という方は「次回から表示しない」にチェックを入れれば、その後は出てこなくなります。

アウトラインの階層レベルは、大見出し、中見出し、小見出し……本文と対応しています。
見出しだけを表示して俯瞰
アイコンが表示されている左側部分を切り替えると、見出しだけを表示することができます。
表示された見出しをクリックすると、それぞれの段落に手軽に移動できて、とても便利です。

右側の「アウトライン」で「レベル」を操作しても、同様の操作ができます。
段落スタイルを設定しておけばレイアウトもラクラク
アウトラインレベルごとに見栄え(フォントや文字サイズなど)を変更したい場合、右側の「段落スタイル」を変更すると、そのレベルの文字列の見栄えを一括で変えることができます。
右側の「段落スタイル」で「スタイル変更」をクリックしましょう。

特に
・フォント
・文字サイズ
・改行幅
あたりを先に設定しておくと後々便利です。
段落スタイルで設定した内容は「基本編集」に戻っても引き継がれますし、「きまるスタイル」で小説用の縦書きレイアウトに変更しても大丈夫です。
シートを活用
プロットが完成した後はそのまま基本編集モードへ移行して執筆に入ってもいいのですが、プロットはプロットでそのまま残しておきたい場合は、シートをコピーしましょう。
シート機能は、表計算ソフトExcelでお馴染みですね。

一太郎ではシート機能で、1つの文書ファイルに何枚もシートを作ることが出来ます。
画面下に「Sheet1」と書いてるタブがありますので、「右クリック」→「シートの名前・タブ色を変更」で、現在のシートに名前でも付けておきましょう。
シートをコピーするなら「右クリック」→「シートの移動・コピー」をクリック。
このシート機能を使って、その作品だけで使うメモスペースも作れます。
小説だけでなく、ブログ原稿もスムーズに書けます!
一太郎2019の持つアウトラインプロセッサとしての能力は非常に高いです。
加えて言うなら、セットで付いてくる日本語入力システムATOKも非常に便利です。
小説を書くことを前提にしても十分な機能を備えていますから、ワードプレスとかでブログを書く人にもオススメですよ。
私もワードプレスでブログを書いていますが、一太郎2019のアウトラインモードは非常に便利です。
以前の私はWordのアウトラインを使用していましたが、一太郎2019ならWordで出来ることは全部出来ちゃいますし、小説やブログを書くのにパワーポイントと連携させる必要もありませんから、現在は一太郎2019を積極的に使っています。