MT4はとても多機能なチャートですが、多機能ゆえに、操作方法をつい忘れてしまうという声も耳にします。
かれこれ相場歴10年以上ですが、私もMT4を操作していて、
これって、どうやるんだっけ……
な場面には、周期的に出くわします。
普段は必要ないので、つい忘れてしまう操作。
──貴方はどうやって対処していますか?
私の場合、これまでは操作方法を毎回検索していましたが、自分専用のメモが欲しくなったので、一度まとめてみることにしました。
周期的にド忘れしてしまう定番操作って、ある程度は決まってるんですよね。
もちろん、毎日チャートと向き合っていれば、取説なんてなくても自然に覚えてしまう定番操作もあります。
- チャートを拡大縮小
- 日足を四時間足や60分足に切り替える
- トレンドラインを引く
- フィボナッチを表示する
- インジケーターをチャートに追加や削除
これくらいの定番操作は、MT4を使っていれば自然と覚えてしまいますね。
今回メモとしてまとめたのは、それ以外の定番操作です。
なお筆者はアナログなオッサンですので、自動売買はしません。
ですので以下は、裁量トレードを目的としたチャート表示が前提になっています。
そして、あまり網羅し過ぎて実用性が下がらないよう、掲載する操作方法は10個に厳選しました。
- チャートを新しく加える
- 今のチャートを残したまま通貨ペアを変える
- 複数のチャートをキレイに並べる
- ローソク足の本数を簡単かつ正確に数える
- マウスで指定したローソク足の四本値を確認
- 表示するチャートを切り替える
- オリジナルインジケーターを保存
- チャート設定を保存
- 通貨ペアを保存
- ツールバーをカスタマイズ
──わかっちゃいるけど、なかなか覚えられない定番操作10選。
詳細は以下のとおりです。
Contents
MT4の使い方/初心者にもおすすめな定番操作まとめ
以下の操作方法を何時でもチェック出来るようにしておけば、十分かと。
あまり項目が増え過ぎないよう、厳選してあります。
チャートを新しく加える

チャートを新しく加える場合、画面左上の新規チャートの作成ボタンを押して、表示させたい通貨ペアを選びましょう。
今のチャートを残したまま通貨ペアを変える

既にチャートは表示しているが、通貨ペアだけを変更したい場合。
マウスを使ってドラッグ・アンド・ドロップします。
表示させたい通貨ペアを左クリックして、そのままチャートの上まで引っ張ればOKです。

上記の場合、米ドル/円からユーロ/米ドルに変更しました。
複数のチャートをキレイに並べる

複数のチャートを表示させていて見栄え良くレイアウトしたい場合、画面上のウィンドウボタンから作業します。
レイアウトの仕方は複数ありますが、今回は垂直分割を行います。

スッキリとしたレイアウトになりました。
ローソク足の本数を簡単かつ正確に数える

どれくらいの本数で上昇したのか?下落したのか?を知りたい時、普段は目測でOKという場合でも、時として目測で把握するのが難しい場合があります。
そういう場合は、十字カーソルを押して、チャート上でドラッグ・アンド・ドロップしましょう。
マウスの左クリックで始点を決めて、クリックしたまま左右に動かせば、動かした分のローソク足の本数が表示されます。
表示画像では、安値から高値までで40本ありました。
マウスで指定したローソク足の四本値を確認

チャートを見ていると、明らかに直近高値や直近安値を更新したのがわかる場合もありますが、厳密に判定しないと更新したのかどうかがわからない場合もあります。
厳密に判定するには、四本値の数値を把握する必要があります。
こういう場合、データウィンドウを押して、次に十字カーソルを押しましょう。
そして四本値が知りたいローソク足に、カーソルを合わせましょう。
表示するチャートを切り替える(ブラウザのタブと同じ要領)

複数のチャートをフルサイズで表示させていて、一旦別のチャートに切り替えたい場合、Ctlr+Tab(切り替える順番を逆向きにするならCtlr+Shift+Tab)を使いましょう。
ブラウザで複数のタブを表示させている時と同じ要領です。
MT4の使い方/新しいPCへ設定を引継ぐ
パソコンの買い替えなどでMT4を新たに設定するなら、以下の操作方法が便利です。
オリジナルインジケーターを保存

画面左上のファイル(F)をクリックしたら、以下の順番で進みます。
- データフォルダを開く
- MQL4
- Indicators
この「Indicatorsフォルダ」をバックアップデータとして保存しておけば、新しいPCに設定を移行することができます。
データを引き継ぐ場合は、新しいPCのMT4のIndicatorsフォルダを、バックアップデータで上書きすればOKです。
チャート設定を保存

画面左上のファイル(F)をクリックしたら、以下の順番で進みます。
- データフォルダを開く
- templates
この「templatesフォルダ」をバックアップデータとして保存しておけば、新しいPCに設定を移行することができます。
データを引き継ぐ場合は、新しいPCのMT4のtemplatesフォルダを、バックアップデータで上書きすればOKです。
通貨ペアを保存

画面左上のファイル(F)をクリックしたら、以下の順番で進みます。
- データフォルダを開く
- profiles
この「profilesフォルダ」をバックアップデータとして保存しておけば、新しいPCに設定を移行することができます。
データを引き継ぐ場合は、新しいPCのMT4のprofilesフォルダを、バックアップデータで上書きすればOKです。
ツールバーをカスタマイズ
新しいPCでMT4を設定する際でも、バックアップデータを使えばすぐに設定が引き継げるものもありますが、手作業でやるものもあります。
ツールバーは手作業ですね。
どなたかツールバーの設定をバックアップする方法をご存知なら教えて下さい(笑)

ツールバーで右クリックして、カスタマイズ(u)です。

私の場合、フィボナッチ・エクスパンションを追加しています。
以上です。
参考にしてみて下さい。