おススメ本(書評)

【名言豊富・原書より先に読もう】金谷治『老荘思想がよくわかる本』──書評

 

「論語」に代表される儒家の教えがオフィシャルな処世術とすると、「老荘思想」はプライベート寄りの処世術。

──老荘思想は禅/仏教の思想に極めて近く、既にそういう考えに触れたことのある人なら、共鳴する部分が多いはずです。

老荘思想の「無為不言」や「無欲恬淡」は、読む人の心を軽くしてくれること、間違いないでしょう。

金谷治『老荘思想がよくわかる本』

金谷治『老荘思想がよくわかる本』は中国思想研究の権威である著者が、「老荘思想」についてわかりやすく解説した一冊。

「老荘思想」に興味のある人は、原書にチャレンジする前に、本書を読んでウォーミングアップすることをオススメします。

内容は3部構成。

  • 第1部 老荘思想とは?(老荘と儒教/老荘思想と現代社会の関わり)
  • 第2部 『老子』を読む(老聃と『老子』/「道」の思想/処世の思想/政治の思想)
  • 第3部 『荘子』を読む(荘周と『荘子』/逍遙遊/斉物論)

 

第1部では、そもそも老荘思想とはなにか?儒教とは何が違うのか?といった部分が、わかりやすく解説されます。

第2部と第3部はそれぞれ、『老子』と『荘子』の要点が、平易な言葉で解説されます。

金谷治『老荘思想がよくわかる本』

足るを知る──それがなぜ重要なのか?(名言・生き方)

個人的には、「足るを知る」が何故重要なのかについて、本書を通じて理解が進んだことが収穫だと思っています。

「足るを知る」がどういう意味なのか?は、以前から見聞きしたことがありました。

にもかかわらず、なぜ「足るを知る」べきなのか?は、あやふやでした。

今回はその理由がわかったことで、「足るを知る」ことの重要性が、より一層理解できるようになりました。

──金谷治『老荘思想がよくわかる本』、オススメです。

 

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貞吉 則蔵(さだよし のりぞう) ・40代 ・氷河期世代 ・自由人 ・投機家(相場歴10年超・FX・S&P500ETF・手法の軸足はトレンドフォロー) ・広告代理店マンだった人(10年勤めて退職) ・資格: 宅地建物取引士(合格当時は宅地建物取引主任者) ・出身校: 慶應義塾大学 ㈱電通など ・短編小説 ・エレキギター(Gibson Les Paul Standard・Fender Eric Clapton Stratocaster) ・格闘技(Kickboxing)
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